低PERの銘柄への投資は高リターンだが・・・有効性と注意点

2014年1月11日投資手法

てくです。

わたしは以下の投資方針で「PERが20以下の銘柄に投資すること」を挙げています。

その理由について説明したいと思います。

投資方針にPERが20以下の銘柄に投資することを挙げている理由

なぜ投資方針に書くほどPERにこだわっているかというと、「ごあいさつ」にも書いてありますが、私はシーゲル博士の著書をベースに投資方法を考えています。

そして、そのシーゲル博士の著書で低PER銘柄への投資の優位性が記載されているためです。

低PERは高リターン

以下がシーゲル博士の「株式投資 第4版」に記載されている低PERへの投資の優位性を表している表です。S&P 500構成銘柄について1957年から2006年までの50年間を分析されています。

S&P 500構成銘柄のPER別のパフォーマンス(1957年-2006年)

PER 利回り(幾何平均) 利回り(算術平均) 標準偏差 ベータ CAPMに対する超過利回り
最低 14.30% 15.35% 15.50% 0.6347 5.51%
13.52% 13.52% 15.79% 0.6067 4.99%
中間 11.11% 11.11% 14.59% 0.6230 2.30%
10.04% 10.04% 14.95% 0.7077 0.70%
最高 8.90% 8.90% 18.84% 0.8546 -0.78%
S&P 500 11.13% 12.39% 16.52% 1.0000 0.00%

難しい表だと避けないでくださいね(;_;)

上記の表のPERの「最低」、「低」、「中間」、「高」、「最高」はS&P 500構成銘柄を単純にPER順に並べ5分割、つまり100銘柄づつに分類しています。
そして、それらの分類毎に利回り、標準偏差、ベータ等を算出しています。

上記の表からはぱっと分かりにくい気がするので、利回りをグラフで表してみました。

S&P500の構成銘柄のPER別のパフォーマンス(1957年から2006年)

分かりやすくなりましたね(*^^)v

このグラフから分かる通り、PERと利回りには逆相関の関係があるのです。

誤解を恐れずに言えば、PERが低ければ低いほど利回りが良くなるということです。

上記の表から低PER(最低、低)の銘柄の利回りは「中間」、「高」、「最高」よりも2%以上高くなっています。投資の世界で2%の差は非常に大きいと考えています。

低PERはリスクも若干高め

ただし、注意があります。

上の表の標準偏差をグラフにしてみました。標準偏差とはデータのばらつきを表しており、投資の世界では標準偏差の値をリスクとしてとらえます。

つまり、「標準偏差が高い=リスクが高い」ということです。

S&P500の構成銘柄のPER別のリスク(標準偏差)

このグラフを見ていただければ分かると思いますが、以下が言えます。

  • PERが「最低」、「低」のものは「中間」、「高」の銘柄よりリスクが高い
  • PERが「最高」はリスクが一番高い

多分に推測ですが、PERが「最低」、「低」のリスクが高いのは割安な銘柄だけではなく、業績が悪く、その結果PERも低い銘柄も多く含まれているからではないかと思います。

つまりは業績が悪くなくPERが低い銘柄を選ぶことが大事と言えます。端的にいうと業績は悪くない不人気銘柄と言えると思います。
PERが「最高」の銘柄のリスクが高いのは過剰に評価されていて、その後、評価が適正レベルに落ち着くためではないかと思います(つまり株価が下落した)。

まとめ

これらから、低PERへの投資について以下のことが言えます。

  • 低PER銘柄への投資は非常に有効
  • 業績は悪くない不人気銘柄を選ぶことが大事

ただ、割安な銘柄を探すのに比べれば、業績が悪い銘柄を避けるだけなので、そこまで難しくありませんね(^O^)

あと、以下の記事も参考になるかと思います。

投資は自己責任でお願いします。