今年の最安値更新中のウェルズ ファーゴ(WFC)

てくです。

今年の最安値を更新中のウェルズ ファーゴ(WFC)は買なのかなと気になり、確認しました。

わたしのポートフォリオの金融セクター比率を5%を目標としていますが、金融セクターの現在の比率は2.23%です。なので、セクター比率をを上げるために買いかどうかを確認した次第です。

本当は今年の目標はヘルスケアセクターの比率を上げることだったのですが、いかんせんPERが高く手が出せていない状況です。ただ、株式市場が調整する段階が来たてPERも20以下になったら比率を上げればいいかと、楽観してます(^-^;

そもそも下落の理由は?

そもそも今年の最安値を更新し続けていますが、その理由は何なのかというと、昨年の9月に端を発した不正営業です。

どんな不正営業だったかというと2011~15年にかけて、顧客に無断で200万件強の預金やクレジットカードの口座を開設していたというものです。

この問題で行員5,300人を解雇したり、ジョン・スタンフCEOやスティーブン・サンガー会長が退任したりする事態になっています。また、CFPB(米消費者金融保護局)などに1.9億ドル、和解金1.4億ドルの痛手を負っています。

上記でのイメージダウンや業績が悪化するのではという思惑からずるずる株価は下落しました。

それだけでは終わらず、先月8月31日には当初は200万件強の不正口座開設と見られていましたが、調査した結果350万件にも達することが分かりました。さらなる費用負担が増えるとの懸念からさらに株価は下落し続けている状況です。

また、上記の不正以外にも以下のような不正も出てきている状況です。

米Wファーゴ、無断口座開設の次は口座凍結巡る問題に直面
顧客に無断で口座を開設していた問題で和解した米銀大手ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>が、今度は顧客が必要としている実際の口座を閉鎖して資金にアクセスできない状況を引き起こしているようだ。

ちょっとだけいい情報と言えば、フィンテック活用で住宅ローン手続き迅速化などの動きがあります。

wsj.com

WFCの最近の株価と配当利回り

最近の株価と配当利回りは以下のとおりです。今年に入ってから最安値を更新しているとは言っても、若干去年くらいから停滞気味にも見えますが、右肩上がりのトレンドのように思えますね。

配当利回りは過去と比べるとほどほど高い水準なので、少しだけ割安という見方ができると思います。

WFCのPERの履歴

WFCのPERの履歴は以下のとおりです。

こうして見るとさほど割安感はないですね。

まとめ

こうしていると、利回りから見れば割安、過去のPERの履歴データからはさほど割安感はないと思います。

ちなみにわたしのWFCへの感想としては「色々不正が出ているけど、大丈夫でしょ。」といった楽観的なものです。なぜなら、自分の口座がある銀行で不正があったが、潰れる訳ではなさそうという状況でわざわざ解約しますか?わたしはしませんし、多くの人もそうだと思います。銀行が潰れそうでなければ、ローンを組む時でも金利が安かったら利用しますし、わざわざローンの借り換えもしないのではと思うからです。

下落局面って買いたくなっちゃうんですよね(^-^;

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