増配銘柄と増配年数はどれを見れば一番いいのか

配当再投資の長期投資のスタイルで投資銘柄を調査していると増配している銘柄のリストをほしくなる時があります。

増配銘柄と増配年数のリソースのご紹介とどれを使った方がいいかをちょっと考えてみたいと思います。

リソース

実際にはあまり情報は多くないのが現状です。わたしが知っているのは主に以下の2つです。

• Dividend.com
  検索ボックスにティッカーを入力して検索すると、「Dividend Growth xx years」と増配年数が表示されます。
• The DRiP Investing Resource Center
  上記サイトのExcelファイルで、増配年数を確認することができます。

もし、ほかにも知っている方がいましたら、教えていただけると嬉しいです(^-^)

増配年数の比較

上記のリソースを比較してみると結構増配年数が違っています。

ABTはDividend.comでは43年になっているのに対して、The DRiP Investing Resource Centerでは記載がありません。上述のExcelファイルの「Changes」シートでスピンオフと書いてあるので、リストから外れたのでしょう。
また、ABTのアニュアルレポートでは44年と書いてあるし・・・

全くどれを信じていいのかさっぱりです(T_T)

ABTが分かりやすいかなということで例として挙げましたが、そのような銘柄がゴロゴロしています。

次にMOを見てみましょう。

Dividend.comでは増配年数7年に対して、The DRiP Investing Resource Centerでは46年となっています。

ABTの逆バージョンですね。ということはどちらもあまり増配年数の数え方にあまり一貫性がないのかなと思ってしまいます(^^ゞ

情報の取得のしやすさ

Dividend.comはわざわざ個々の銘柄を見ないと増配年数は分かりません。有料会員であれば、別だと思いますが。

The DRiP Investing Resource CenterはExcelなので、分析等には非常に扱いやすい状態での提供されています。

なので、情報の扱いやすさではThe DRiP Investing Resource Centerが上かなと思います。

ちなみにITに長けている方であれば、Dividend.comから増配年数を取得するプログラムを書くことは簡単です。

【結論】増配銘柄のリストとしてどれを見るべきか

ということで、結論です。

情報の質という点ではどちらもどっこいどっこいといったところだと思います。

ただし、情報の扱いやすさの点からすると「The DRiP Investing Resource Center」に軍配が上がるかなと思います。

補足：S&P500の構成銘柄におけるDividend.comとDRiP Investing Resource Centerの増配年数

S&P500の構成銘柄のリストは「S&P500の構成銘柄の在処と取得方法(google Spreadsheet、Excel)」に挙げた情報をもとにしています。