S&P500のどのセクターが配当再投資に向いているか

情報源

情報整理を粛々としている訳ですが、ちょこっと気になることがありました。

気になったのは「S&P500のうちどのセクターが配当再投資に向いているか」ということ。

で、少しばかり調べてみました。

セクターごとの増配年数の分類

下表は各セクターの社数と5、10、20、30、40、50、60年以上というくくりで、増配している銘柄の比率を表した表です。

アメリカ株はセクターの分け方が様々ありますが、上表はMorningstarのセクターの分類を利用しています。

sp500のセクター別の増配年数の分類

上記の表の見方は、例えばConsumer Cyclicalのセクターの場合、20年以上が8%となっていますが、これは84社のうち8%の企業が20年以上増配しているということです。

赤いセルは、縦列の単位(xx年以上)で上位3位のセクターで、緑色のセルは下位3位を表しています。

30年以上増配している会社の多いセクター順は以下となります。

  1. Consumer Defensive(38%)
  2. Basic Materials(17%)
  3. Industrials(15%)

Consumer Defensiveが2位のBasic Materialsの2倍以上の差をつけて30年以上増配している会社が多いことが分かります。

Consumer Defensive セクターはビジネスの構造上、安定的に業績を伸ばしやすい構造と見ることができるかもしれませんね。

S&P500のConsumer Defensiveセクターへ適当に投資しても38%の確率で30年以上増配するということ?ちょっと違いますかね??

意外だったのはUtilitiesセクターです。10年以上増配している会社は75%であるのに対して、20年以上になると7%に激減しているのです。安定感のあるセクター増配率は低くても増配し続けている企業が多いと思い込んでいました。

次の表はセクター単位でxx年以上増配をしている会社数/5年以上増配している会社数の比率です。

sp500zouhai_ikinokori

例えば、5年以上増配している会社が10社あり、10年以上増配している会社が5社だとすると50%という値になり、10年以上増配している会社が1社だとすると10%という値になります。

ここでもConsumer Defensiveが圧倒的に生き残っているのが分かります(確率が高い)。

今回の結果はポートフォリオのセクターの比率を考える参考になる情報かと思います。

ただ、増配年数が5年未満、無配当の会社のことをあまり考慮していませんので、見方は注意が必要です。腰を据えて分析しようと思ったときにこの辺も考慮して分析したいと思います(^-^;