てくです。
原油価格やリセッションとエネルギーセクターの主要銘柄(XOM、CVX、BP、COP)の株価との関係ってどうなんだろうと思い、少しまとめてみました。
調べようとした動機
エネルギーセクター、特に石油を扱う銘柄の株は原油価格が低いときに買う方がよいという話をどこかで聞いたためです。どこで聞いたかは失念しましたが…
そして、なんとなく理屈的にも合っているかなということで、調べてみようと思った次第です。
リソース
原油価格は以下から取得しました。
各銘柄(XOM、CVX、BP、COP)の月次の株価は以下から取得しました。
1986年1月から2018年10月までの原油価格と株価
原油価格およびXOM、CVX、BP、COPの株価をグラフ化したものが下図になります。
青色および赤色の帯の部分が原油価格が大きく下落しているところになります。
赤色の帯は原油価格の下落とともに株価も下落しているところ、青色は原油価格は下落しているがあまり株価が下落していないところになります。
また帯の上にリセッションとある部分がアメリカのリセッションの時期になります。
グラフを見て思うこと
原油価格と株価
パッとみて思ったのは、最近の2回の原油価格が下落している箇所は株価も下落しているなということです。
しかし、それ以外は原油価格が下落していても株価は下落どころか上昇もしている箇所があります。1992年から1999年まで(左から2つの青色の帯の終わりまで)は原油価格は下落傾向ですが、株価は上昇しています。
つまりは、あまり原油価格と株価は相関していないように見えるということです。
リセッションの時期と株価
リセッションの時期と株価に関しても2008年のリセッションはどの銘柄の株価も大きく下落しています。しかし、上図の1回目と2回目のリセッションの時はさほど下落しているように見えません。
これまた、リセッションの時期と株価はあまり相関していないように見えるということです。
リセッションと原油価格
上図には3回のリセッションがありますが、そのうち2回のリセッションでは原油価格の上昇とセッション入りがセットになっているように見えることから、ある程度の相関はあるのかなと思います。
まとめ
まとめると以下です。
- 原油価格と株価はあまり相関はない
- リセッションと株価はあまり相関がない
- リセッションと原油価格は相関あるかも
もし、こういう見方すると相関あるよということがあれば、教えていただければと思います。
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