アメリカ株への長期投資で配当再投資を考えているなら「配当再投資のためのアメリカ株のピックアップ(スクリーニング)方法」であげた以下の条件を満たす会社がいいということをお話ししました。
- S&P500指数の構成銘柄
- 増配年数が25年以上の銘柄(配当貴族)
- 時価総額は100億ドル以上
- PERが20以下
- 配当性向が50%以下
- 5年間におけるEPS成長率が5%以上
上記の条件のうちの3つ目の「時価総額は100億ドル以上」と言っても、多くの人はピンとこないと思います。100億ドルの企業って「どのくらいの大きな会社なの?」となると思います。
100億ドルというのが大切ではなく、これから投資をしようと考えている企業が世界的に見てどのくらいの大きさかを知っておくことはいいことです。今日ではどの企業もグローバルで競争をしているのですから。
視覚的に企業の大きさが分かる時価総額マップ
視覚的に企業の時価総額の大きさが分かる情報を提供しているサイトがあります。
それは「finviz」という株式の投資情報サイトです。
そこのツリーマップを見るとボックスの大きさで企業ごとの時価総額の大きさが分かります。
また、区分けとして、セクターで分かれているので、特定セクター内で時価総額の大きな企業の把握が可能です。
日本の超大企業も世界で見れば、さほど大きく感じない
上記のツリーマップにいくつか日本企業が含まれています。ぱっと見分からないと思います。
有名どころで、アメリカで上場している企業のドコモ、ソニー、トヨタにマークをしてみました。
こうして見てみると、日本企業として超大企業と思っていた企業も世界で見るとさほど大きい訳ではないように見えると思います。
これが、世界という視点で見たときの日本企業の実情です。
finvizでは世界の企業を俯瞰しつつ、これらの企業のPER、配当利回りなどを確認することができます。
時価総額のツリーマップ上である期間のパフォーマンス、PER、配当利回りなどを確認できる
finvizの時価総額ツリーマップのページに移動すると左側に以下のようなボックスがあります。
上図の赤枠で示したところで、「S&P500」なのか「Full」なのかを選択します。
上記のマップは日本企業の大きさも確認するために「Full」で見たものです。通常アメリカ株への投資であれば「S&P500」の選択でいいと思います。
WorldやExchange Traded Fundsはあまり見る必要はないです。Worldは世界地図の地域ごとにツリーマップ表示されますが、アメリカ株で超大企業への投資をするのであれば、大概その企業は世界を相手に商売しているので、地域分散のようなことをあまり考える必要がないからです。
次に青枠内のリストを選択することで、色々な指標をツリーマップ上に表示してくれます。
以下をよく使います。
選択肢 | 説明 |
---|---|
xx Performance | xxは期間が入ります。例えば「1 Year Performance」などを選択すると、1年間のパフォーマンスを%表示されます。 |
P/E | 現在のPERが表示されます。 |
Dividend Yield | 配当利回りが表示されます。 |
EPS Growth Past 5 Years | EPSの5年成長率が表示されます。 |
例えば、Dividend Yieldを選択すると以下のように配当利回りが確認することができます。
参考にしていただけれと思います。
コメント
このツリーマップ、Twitter開くとTLでよく流れてくるのですが、どこから流用されているのかわかりませんでした。
時価総額を秒速で知りたいってずっと思ってたので最適です。
自分で見たい時に見たい。
ググったらここに辿りつきました。
ありがとうございます