増配銘柄の配当再投資の資産増加はすさまじい

2013年11月8日投資手法

前に以下で単利と複利(配当再投資)での資産の増加の比較をしました。

そこで主張したかったことは以下の2点です。

  • 複利の場合は単利と比較すると資産が2倍になるのに要する期間は約2/3である
  • 複利では資産も配当金も指数関数的に増加する
  • 単利で資産が2倍になるのは30年後、複利ではその2年後に資産は3倍になる

これはこれで十分にすごいことです。しかし、これでは満足できるだけの資産形成できるのはいつになることやらといった気分になると思います。

株式投資には増配がある

株式投資においては上記の記事では考慮していなない要素があります。
それは、

  • 増配
  • 追加投資

です。本記事では上記のうち増配を考慮したシミュレーションをします。

増配とは

増配とは企業の努力により、配当金を前の期より増やすことです。

ある銘柄に100万円を配当利回り3.5%で投資したとします。その時に得られる年間の配当金は3.5万円です。10%増配したという場合、利回りは3.5%×10%=0.35%増加して、3.5%+0.35%=3.85%が増えたことになります。つまりは配当金が100万円×3.85%=3.85万円に増えるということです。

投資で日本株しかやっていない人からすると「そうそう増配なんかないよぉ」って感じかもしれません。それに増配し続けてくれる日本株は数えるほどしかないのが現状だからです。日本株で代表的な増配銘柄は花王ですが、それでも27年程度の増配年数です。

アメリカ株では増配し続ける銘柄が日本よりはるかに多い

世界に目を向ければ、毎年増配を継続的にする企業が多数あります。以下を見ていただければ分かりますが、現在の株高な状態にもかかわらず、PERが20以下でもこれだけの銘柄が存在するのです。

単利と複利と複利+増配の時の資産の増加の推移

継続的に増配してくれる銘柄に投資を行うことで複利(配当再投資)よりさらに爆発的に資産を増やすことが可能になります。

イメージしやすいように以下の3つで比較してみましょう。

比較対象 投資金額 利回り 増配率
単利での運用 100万円 3.5% 0.0%
複利(配当再投資)での運用 100万円 3.5% 0.0%
増配銘柄での複利(配当再投資)での運用 100万円 3.5% 5.0%

それぞれのケースでの資産の増加の仕方が以下のグラフになります。
資産の増加の度合いが複利+増配5%が突出して多いので、経過年数(投資期間)が25年と50年のグラフにしています。

単利の場合と複利の場合と複利+増配5%の場合の資産の増加の仕方(投資期間25年)

増配を繰り返す銘柄は25年後にはすさまじいことになるのが分かりますね。

単利の場合と複利の場合と複利+増配5%の場合の資産の増加の仕方(投資期間50年)

投資期間50年で見ると、ここでは単利と複利(配当再投資)を比較して、複利(配当再投資)がすごい勢いで増えているように見えたはずです。しかし、増配率5%の複利(配当再投資)を含めたグラフにすると、ただの複利がかすんで見えてしまうくらいの資産が増加することが分かると思います。

このように時間を味方にして増配銘柄に配当再投資をすることで、資産を指数関数的に増やすことができるのです。

単利と複利と複利+増配で得られる配当金の推移の比較

資産増加と同じケースでの配当金の増加の仕方が以下のグラフになります。
資産の増加の度合いが複利+増配5%が突出して多いので、経過年数(投資期間)が25年と50年のグラフにしています。

単利の場合と複利の場合と複利+増配5%の場合の配当の増加の仕方(投資期間25年)

単利の場合と複利の場合と複利+増配5%の場合の配当の増加の仕方(投資期間50年)

さすがに3.5%の配当利回りの銘柄がずっと5%もの増配し続けると見るのは無理があるかもしれませんが、夢のあることだと思いませんか?

増配銘柄の配当再投資の素晴らしさが少しでも分かっていただけたらうれしいです。