増配銘柄の配当再投資の資産増加はすさまじい

2013年11月8日投資手法

前に以下で単利と複利(配当再投資)での資産の増加の比較をしました。

そこで主張したかったことは以下の2点です。

  • 複利の場合は単利と比較すると資産が2倍になるのに要する期間は約2/3である
  • 単利で資産が2倍になるのは30年後、複利ではその2年後に資産は3倍になる

これはこれですごいことです。

株式投資には増配がある

しかし、株式投資においては上記では考慮していなかった増配という素晴らしい事象があります。増配とは企業の努力により、配当金を前の期より増やすことです。

投資で日本株しかやっていない人からすると「そうそう増配なんかないよぉ」って感じかもしれません。それに増配し続けてくれる日本株は数えるほどしかないのが現状だからです。日本株で代表的な増配銘柄は花王ですが、それでも26年程度の増配年数です。

アメリカ株では増配し続ける銘柄が日本よりはるかに多い

しかし、世界に目を向ければ、毎年増配を継続的にする企業が多くあります。以下を見ていただければ分かりますが、現在の株高な状態にもかかわらず、PERが20以下でもこれだけの銘柄が存在するのです。

単利と複利と複利+増配の時の資産の増加の仕方

継続的に増配してくれる銘柄に投資を行うことで複利(配当再投資)よりさらに爆発的に資産を増やすことが可能になります。

イメージしやすいように以下の3つで比較してみましょう。

比較対象 投資金額 利回り 増配率
単利での運用 1000万円 3.5% 0.0%
複利(配当再投資)での運用 1000万円 3.5% 0.0%
増配銘柄での複利(配当再投資)での運用 1000万円 3.5% 5%

それぞれのケースでの資産の増加の仕方が以下のグラフになります。
単利の場合と複利の場合と複利+増配5%の場合の資産の増加の仕方
増配を繰り返す銘柄は30年後にはすさまじいことになるのが分かりますね。

ここでは単利と複利(配当再投資)を比較して、複利(配当再投資)がすごい勢いで増えているように見えたはずです。しかし、増配率5%の複利(配当再投資)を含めたグラフにすると、ただの複利がかすんで見えてしまいます。

このように時間を味方にして増配銘柄に配当再投資をすることで、資産を指数関数的に増やすことができるのです。

詳細は以下のような感じです。

経過年数 単利 複利 複利+増配5%
1 1,035 1,035 1,037
2 1,070 1,071 1,077
3 1,105 1,109 1,120
4 1,140 1,148 1,167
5 1,175 1,188 1,219
6 1,210 1,229 1,274
7 1,245 1,272 1,335
8 1,280 1,317 1,401
9 1,315 1,363 1,472
10 1,350 1,411 1,550
11 1,385 1,460 1,634
12 1,420 1,511 1,726
13 1,455 1,564 1,826
14 1,490 1,619 1,934
15 1,525 1,675 2,052
16 1,560 1,734 2,180
17 1,595 1,795 2,319
18 1,630 1,857 2,470
19 1,665 1,923 2,634
20 1,700 1,990 2,813
21 1,735 2,059 3,007
22 1,770 2,132 3,218
23 1,805 2,206 3,447
24 1,840 2,283 3,698
25 1,875 2,363 3,971
26 1,910 2,446 4,270
27 1,945 2,532 4,599
28 1,980 2,620 4,960
29 2,015 2,712 5,357

分かりますか?
複利よりも6年も早い15年で資産が倍になっています。

増配銘柄の配当再投資の素晴らしさが少しでも分かっていただけたらうれしいです。